香港・商業施設ポスター事例

香港は伝統的に観光立国で、中国本土の観光客が多く訪れている地域です。日本で中国人観光客が話題になる以前から、広東道のハイブランド店舗では入店待ちの列ができ、また香港人の生活圏の店舗でも生活必需品が品薄になり、一部は社会問題化したほどの地域であります。
広東語が公用語ですが、英語を話せる割合は多く、北京語を話せる層も増えてきています。そのため、どこの国の観光客でも便利で、伝統的に観光に取り組んでいることからも、インバウンド先進国です。

そんな香港では、どのような観光客対策を行っているのか、商業施設のポスター等告知物から読み解きました。

【要約】

  • フロアガイド、ポスター、POPは英中併記が多いが中国語は繁体字で、本土客を意識した簡体字は見られない。
  • 会員制度はポイント制が多い。日本のようなクレジットカードでの囲い込みは見られない。
  • 旅行客に向けた施策はハーバーシティで見られるほか、銀聯カードや交通銀行とのタイアップは他でも散見される。
  • 英語の水準が高く、日本の少々残念な英語ポスターは・・・。

mira(尖沙咀)

▲フロアガイド(英中併記)

▲ポスター(誕生日3倍ポイント)

The ONE(尖沙咀)

▲ポスター(交通銀行とのタイアップ)

▲キャンペーン(セーラームーンコラボ)

K11(尖沙咀)

▲フロアガイド(英中併記)

▲誘導サイン

ハーバーシティ(尖沙咀)

▲風景(ハーバーシティFacebookページで度々投稿)

▲卓上ポスター(旅行客向けキャンペーン)

▲ポスター(GAP・英中併記)

▲ポスター(ユニクロ・スタッフ募集)

▲ポスター(LCX会員制度・英中併記)

▲モバイル(会員優待)

世貿中心(コーズウェイベイ)

▲ショップリスト(ロゴ表示でわかりやすい)

▲ポスター(銀聯カードキャンペーン)

▲WeChat微信・写真プリント機

▲ポスター(会員制度の紹介・英中併記)

SOGOコーズウェイベイ店(コーズウェイベイ)

▲アプリ紹介(ポイントカード機能)英中併記

▲ポスター(銀聯カードキャンペーン)

▲生配信中(1階化粧品売り場)

ハイサンプレイス(コーズウェイベイ)

▲ポスター(WeChatフォロー促進)

▲フロアガイド(タッチパネル式iPad)

▲フロアガイド(英中併記)

タイムズスクエア(コーズウェイベイ)

▲ポスター(交通銀行キャンペーン)

▲ポスター(月間イベントカレンダー)

▲特設カウンター(交通銀行キャンペーン)

▲ポスター(海外商業施設と送客コラボ・韓国ロッテ、日本パルコ、台北101など)

▲ポスター(WeChat微信チャットボット)

▲ポスター(抽選キャンペーン・日本旅行が当たる)

ランガムプレイス(旺角)

▲ポスター(広発VISAキャンペーン)

▲ポスター(会員制度)

▲フロアガイド(英中併記)

▲ポスター(WeChat微信フォロー促進)

総じて、わかりにくいキャンペーンは少なく、一見の旅行客でも、ポスターを見れば理解できるシンプルなキャンペーンが多い傾向にありました。そのポスターは英語と中国繁体字の併記が多く、掲示物程度であれば中国本土の消費者も繁体字で抵抗なく理解ができることの証左です。中国本土からが最も多いであろう旅行客向けのキャンペーンにおいても、英語と中国語繁体字の併記です。これは日本のインバウンド施策でも参考になります。

また、顧客の囲い込みを狙う施策もよく見られ、会員化によるポイント制を積極的に推進している例もよく見られました。旅行客向けに行うには、欧州地域のEU一般データ保護規則(GDPR)の対処を検討する必要がありますが、クレジットカード機能付きの日本でよく見られる会員制度に比べれば、シンプルで入会ハードルも低く、訪日リピーターが増えている現状では旅行客向けにも大いに考えられる施策です。

銀聯カードや交通銀行クレジットカードなどの金融系タイアップキャンペーンも多く見られています。日本でも多くの商業施設で実施している例ですが、基本に忠実でわかりやすい場所に告知されています。

弊社では、キャンペーン企画を行う際や、インバウンド販促物の制作を行う際などは、このような事例も参考にしながら実践しております。今後も事例収集に努めてまいります。

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