訪日旅行者数 – 中華圏3地域(中国、台湾、香港)と韓国 [2017年]

2017年のインバウンド関連のデータが揃い始めました。全世界からの訪日客数は2,869万人で前年比は119%となりました。まずは、訪日客数について、訪日回数とともに振り返っていきます。



中国は前年から100万人増え735万人となり前年比115%です。人口割合から見ると、100万人の伸びも誤差の範囲程度でしかなく、中国全体の中でみれば、日本旅行がブームになっているかといえばそうではないということかもしれません。それでも大きな人口規模なので、0.5%の訪日割合でも、日本にとってはインパクトは大きいです。初訪日の比率は53%、近隣地域の中では高い割合となっています。

台湾は456万人で前年から50万人プラスで前年比110%です。人口に占める訪日客数の割合が多く、まもなく20%に到達する勢いです。また、リピーター比率が高いことも見逃せない特徴で、17%しか初訪日の割合はありません。

香港は223万人で前年から40万人増え、前年比は122%です。訪日客数の割合は台湾よりも多く、ついに30%をも突破しています。領域が狭い香港では、宿泊を伴う国内旅行は非常に少なく、海外への抵抗が少ないものとみられます。リピーター割合も同様に非常に多く、初訪日はたったの15%です。

韓国は200万人以上伸びています。前年比で140%です。観光庁の分析にもあるように、背景のキーワードは、20代、友人、LCC、リピーターなどです。全体での初訪日は27%です。

韓国の例でもあるように、これらのデータは国・地域別の全体像なので、さらに個別の層、例えば20代とか、女性とか、分解して考えていく必要はあります。また、分解したうえで、それでは自社の周辺ではどうなのかとみていくと、またさらに違う傾向があることは想像にたやすいです。とはいえ、来店客調査などに費用をかける前に、これらのデータの中からでも仮説を立てることは十分可能です。有益な調査であることは間違いなく、企業のマーケティング活動のうえで、有効活用していきたいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA